NGOフク21は、児童養護施設経験者の居場所づくりや、就労支援、連携サポート、実態調査を行います。

ねむの木学園訪問ー宮城まり子さんとの歓談ー

ねむの木学園訪問ー宮城まり子さんとの歓談ー

画像の説明   ねむの木学園入口

 「やさしくね。やさしくね。やさしいことはつよいのよ」まり子さんは、深い優しさで子供達に向き合ってこられ、私達はその美しく実った豊かな実を見て心から感動しました。
素直な子供の心に耳を傾け目を向け、その子供の心に向き合いながら築きあげて来られたその深いやさしさを感じました。感じ易い子供の心を絵に向かわせ解き放させています。そして一人一人の能力に合わせた柔軟なカリキュラムが作られていて絵の好きな子には伸び伸びと描く時間が十分に与えられていたり、又各自の長所を見つけて伸ばして自信を持たせる為の環境作りがされていました。まり子さんのそうした愛情は、子ともたちの中によく浸透していてそれが絵にも沢山表れていました。そして更に子供達同士の感性が互いに良い影響を及ぼし合いお互いの作品に更に磨きをかけているという好循環の環境が見えました。又、子供達の心を高揚させる芸術に触れさせる工夫がなされ、リハビリも単なる理学療法にとどまらず、楽しいダンスの一環に組み込まれていたり、合唱も一流の先生を迎えて職員も一緒に全員でハーモニーをしながら歌っていたり、又、子供達に良い作法を身につけさせたいとの心から茶道も立派な茶室で行われていたり・・・・と。
   この学園の中で温かく創造的な空気は、まり子さんの愛と情熱そしてそれに共鳴する人々の協力とそれを支える職員達の力によりできているように思いました。
   最後の質疑応答の終わりに今の老人施設に関して“失礼なリハビリ”に対する警鐘をお聞きしました。老人にとって必要なことは、その人その人の尊厳を守るということではないでしょうか・・・・と。
   私も日々気にかかっていた部分でした。取り組む人達に襟を正して取り組む必要のある課題ではないかと感じています。(春日)

   画像の説明   子どもの作品案内

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