NGOフク21は、児童養護施設経験者の居場所づくりや、就労支援、連携サポート、実態調査を行います。

子どもの家庭養護にむけた情報交換会に参加して

子どもの家庭養護にむけた情報交換会に参加して

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 この情報交換会は、ヒューマンライツウォッチの主催で4月16日虎ノ門の日本財団で開かれ、里親団体をはじめメディア、シンクタンク、NPO団体等々の関係者が集い、日本財団・高橋さんのイギリス視察報告を兼ねて行われたものです。
 イギリスと日本の社会的養護を受けている子どもに関して、興味深い対極的なデータがあります。イングランド:日本=75%:9%、これは里親委託の比率です。一方、イングランド:日本=6%:88%、これは児童養護施設等の比率です。つまり、イギリスでは里親委託が主流なのに対し、日本は施設入所が主流と言うことです。
 国連・子どもの権利条約は、“子どもは家庭環境の下で成長すべきで、施設入所は最後の手段”を標榜しており、厚労省はこれに沿って社会的養護のあり方として、1:1:1の方向を示しています。しかし、現実は乖離が極めて大きく、「海外のエビデンス紹介と日本における研究」「ソーシャルワークの充実」「児童福祉法等の整備」などなど、改めて課題が山積みであることを実感した次第です。(齋藤敏郎)

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